gazou6 システム開発

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2.エクセルを機械学習に使うメリット

誰でも簡単に安価に予測システムを構築する方法として、エクセルを活用する方法があります。

エクセルは表計算ソフトとして多くの企業や個人において利用されています。

大規模なシステムを構築しなくても、エクセルの機能だけでデータ管理を行うことも可能です。

機械学習で用いるデータも、エクセル(CSV)で保管している場合が多いと思います。

このエクセルデータをそのまま予測システムにインプットし、その予測結果をエクセルにアウトプットできれば、大変使い勝手のよいものになります。

例えばインプット用のエクセルファイルの特徴量が10種類(列)であれば、予測結果(例えば、「0」「1」)を11列目に追記してアウトプットファイルを生成することが可能です。

多少のデータ編集ならば、エクセルの機能で行うのが最も効率的であり、予測システム自体を都度修正する必要はありません。

重回帰分析など線形モデルでは、予測システムさえ不要で、回帰式をエクセルに打ち込むだけで予測システムが出来上がります。

このように、エクセルと予測システムを連携する方法以外に、エクセル自体にアドインソフトを組み込んで予測を行うシステムも存在します。

確かにこのアドインシステムでは、エクセル画面上ですべての処理が可能ですが、エクセルのバージョンアップに伴い、アドインソフトをバージョンアップしたり、毎年ライセンス料金が発生するケースもあり、ランニングコストがかかります

あくまで、エクセルはエクセルで独立して利用し、必要な場合、予測システムと連携させるという方法がBESTです。

そして、大切なのは、エクセルと連携させる予測システムが誰でも簡単に使えることです。
このシステムがどのようなものなのかを、次章で述べたいと思います