gazou6 システム開発

-------------------------

3.誰でも簡単に使える予測システム

一般のユーザは機械学習を実施した訳ではありません。

機械学習を実施した結果を使いたいのです。
機械学習の結果得られた精度のよいモデルを簡単に使いたいのです。
機械学習の実施自体は専門家に任せればよいのです。

また、一般ユーザはそのモデルを使うためのシステムも、決して大がかりのものや、デザイン性に優れたものを必要としていません。

安価で簡単に使えるシステムを、時間をかけずに早く使いたいのです。

前章でも述べた、企業や個人等が現在保有するエクセルデータをそのまま使用できることも重要です。

この予測システムは、大がかりなものではなく、インストロールさえ必要にない[実行ファイル形式(exe)」としてディスクトップなどにコピーするだけで使用可能なものが理想です。

インストール形式のシステムでは、OSのバージョンや他のアプリケーションなどとの整合性から不完全なインストール状態で完了する場合が多々あり、不要になっても完全にアンインストールできなかったり(ゴミが残る)する場合があります。既存システム環境に完全に安全である保障もありません。

実行ファイル形式にすれば、インストールの必要はありませんから、不要になればそのまま削除するだけで、既存環境にほとんど影響を与えません。

また、一番大きなメリットととしては、予測システムを実行するための特別な環境が必要ないということです。

予測モデルを実行するためには、通常、パソコンにPython/Rなど特別な環境が必要です。
実行ファイル形式では、それらをパッケージングするため、パソコン側で特別な環境は必要ありません。

モデルの実行も、エクセルに予測したデータを入力して、実行ファイルを起動(実行)するだけで予測ができて、結果をエクセルに出力できます。
非常に簡単なシステムですので、見栄えなどは決してよくないですが、その代わり、開発費用が安く、早く提供することが可能になります。


システムはあくまで目的を得るための「道具」です。
道具は簡単で使いやすいく、安全であることが大切です。
そして、安価であることが重要です。

世の中には、AIや機械学習という難しい言葉の印象から、そのシステムは高額であることが当たり前のような誤った風潮があります。

決してそうではありません。

逆に一般の経理システムなどより機能的にははるかに簡単です。

なぜなら、学習済の予測モデルを実行するだけだからです。

費用が掛かるのは、その前段の機械学習による精度の高いモデルを抽出する所です。
ここは、どうしても機械学習の高度な知見が必要だからです。
しかし、それ以降、一旦作成された、予測モデルの実行については、なんら難しいテクニックは必要ありません

AIや機械学習の進展はとても速いです。
ですから、高額なシステムは無駄になる可能性があります。
極論すれば、いつでも捨てることができる安価なシステムを導入することが最も得策です。

高額なシステムが必ずしも精度が良いとは限らないのです
一般ユーザはそれを見抜くことができないため、無駄な費用を支払うことになりがちです。

世の中のデータサイエンティストやシステム開発会社は、自分たちの予測モデルによる収益効果が如何に大きいかを説明します。そして、当然のようにそれに比例するように高額なシステム開発費の見積を提示します。

予測モデルそのものの価値と、システム開発の工数とはあくまで別物であることをユーザはよく認識する必要があります。